REDEAL(レディアル)
代表取締役/中村 雄樹 nakamura yuki
Z世代美容師として大注目された美容師、中村雄樹さん(通称:はんぺん)。29歳の現在は埼玉県大宮市、東京都渋谷区に美容室『REDEAL』(レディアル)を3店舗経営され経営者としても大活躍。今回のスペシャルインタビューでは中村さんの「夢を実現する力」の原動力にあるものは何か、色々質問をしてみました。中高校生の皆さんの参考になるのではないでしょうか?
<中村さん年表>
1994年8月 埼玉県深谷市に誕生
2014年3月(20歳) 埼玉理容美容専門学校卒業
2014年4月(20歳) 都内有名店へ入社
2020年1月(25歳) 独立して「REDEAL」設立
2020年10月(26歳) 『タイムパフォーマンスを上げる6人同時エアタッチ』出版
2023年9月(28歳) 3店舗目の「REDEAL」渋谷店をオープン
- 1 小学生の頃はどんな子供でしたか?
- 2 中学生では何に頑張りましたか?
- 3 高校への進路はどんなふうに決めましたか?
- 4 美容師になろうと思ったきっかけは高校時代ですか?
- 5 そういう理由だったのですね(笑)高校時代打ち込んだ事はなんですか?
- 6 どんな美容学生でしたか?
- 7 美容学生時代、将来のために取り組んだ事はなんですか?
- 8 就職先のサロン選びのポイントは何でしたか?
- 9 独立はいつされましたか?
- 10 独立して大変な事はなかったですか?
- 11 REDEALの強みは何ですか?
- 12 美容師の仕事のやりがいは何ですか?
- 13 中村さんのように人気美容師になるにはどのような要素が必要ですか?
- 14 将来の夢は何ですか?
- 15 中高校生の読者の方にエールをお願いします!
小学生の頃はどんな子供でしたか?
運動が得意で中でもマラソン大会の思い出が印象深いです。学年約150名の中で4年生の時に4位だった事がすごく悔しくて、絶対1位になると誓いました。その結果、5年生で2位、6年生で1位を獲る事ができました。この成功体験は後々良い影響を与えたと思います。趣味はカードゲームやプラモデルで手先は器用な方でした。手先の器用さは美容師向きでしたね。
中学生では何に頑張りましたか?
中学生時代はスポーツよりも勉強を頑張って最高で学年で4番になりました。
勉強が趣味、というほどではなかったですが、目標を立てて予習して復習して、コツコツ積み上げて努力する事が得意だったと思います。
高校への進路はどんなふうに決めましたか?
理系が得意だったので将来科学者になろうかなと思い高等専門学校(※)を受験しました。しかし、試験問題が難しすぎて不合格でした。その事で僕は勉強が心から好きではない、勉強が向いていないと思いました。そして地元の公立高校へ入学しました。
※実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関
美容師になろうと思ったきっかけは高校時代ですか?
そうです。高校1年生の時、彼女が欲しいと思って美容室に行って「彼女ができる髪型にしてください」とオーダーしました(笑)そして予想以上にかっこよくしてもらいました。「美容師さん凄い!」と思い、オトコ友達のセットをやり始めて、美容師になろうと思いました。彼女も無事にできました(笑)
そういう理由だったのですね(笑)高校時代打ち込んだ事はなんですか?
学校よりアルバイトです(笑)美容師になると決めた僕は美容学校の学費を自分のアルバイト代で貯金する事にしました。朝6時から8時までと放課後、コンビニや牛丼チェーン店でアルバイトをしました。友達と遊ぶ時間もなく働いていて「変わり者」と見られていたと思います。しかし他人からどう見られるかは気にしなかったですし、社会人として必要な能力を身に付けていたと思います。
どんな美容学生でしたか?
地元の埼玉県理容美容専門学校へ入学しました。手先が器用だったのでワインディングはトップクラス。実技は一生懸命やりましたが、好きではない授業は寝ていました(笑)アルバイトは3つ掛け持ちをして一人暮らしの家賃や学費も全て自分で払っていました。友達が家に遊びに来て青春してるなあ、という感じがたまにはありました(笑)しかし、みんながやっているから自分もやる、誘われたからやる、という所はなく「自分は自分」と考えていました。
美容学生時代、将来のために取り組んだ事はなんですか?
お洒落にキメてストリートスナップ(※)を撮られる事でした。当時はInstagramはなかったので、ファッション雑誌のストリートスナップに掲載される事が僕たち学生のステイタスでした。原宿や表参道で写真を撮られるまでうろついていました。アルバイト代は洋服代で消えていきました・・(笑)そして雑誌に掲載された自分の写真の切り抜きを持参して就職活動にのぞみました。
※街並みの風景をはじめ、街の中にいる人物やファッションなどを撮影すること
就職先のサロン選びのポイントは何でしたか?
第一志望だった美容業界で狭き門の有名サロンは不合格になってしまいました。就職ガイダンスで出会った原宿のサロンに就職したのですが結果的に良かったと思います。「自由にやりたい事をやらせてくれる」社風が気に入り、その通り自由にやらせていただきました。とにかく人と違うことをやろうと決意し当時日本で普及し始めたInstagramを活用して集客&発信をしブレイクしました。22歳でインフルエンサーとして業界で話題にしていただきました。
独立はいつされましたか?
2020年26歳で独立して大宮に「REDEAL(レディアル)」をオープンしました。
スタッフの夢を叶え志高く働けるお店を作りたいと思いました。スタッフを雇う事で育成に挑戦しました。その結果、次々に記録的な売上を叩き出す大注目のスタッフを育成して行きました。自分には人をプロデュースする能力がある事に気づきました。
独立して大変な事はなかったですか?
もちろんありました(笑)まずコロナで大きく打撃を受けました。しかし、スタッフたちとこの苦境を乗り越える方策を必死で考え、自分たちの強みをSNSで徹底的に発信する事でV字回復できました。また、僕自身が体調不良になってしまい2ヶ月間休んだ事がありました。若いからと過信して睡眠時間を削り頑張りすぎた事が良くなかったと思います。それ以来、健康管理に気をつけています。
具体的には納豆を毎朝食べていますよ(笑)
REDEALの強みは何ですか?
「お客様の理想の仕上がりを叶え、自身の夢を叶える」という理念のもと、集まってきたお客様のご要望に妥協しない、情熱的で基準値の高い仲間たちです。またREDEAL働くことを誇りに思える渋谷店に代表されるような他に類を見ない店舗設計も強みだと思います。
美容師の仕事のやりがいは何ですか?
僕は飽きっぽいので(笑)美容師は飽きてもすぐに新たな課題が見つかり挑戦できるところが良いです。僕には憧れの美容師はいません。誰かが敷いたレールの上を歩いてきていません。自分で道を作る事がやりがいです。
中村さんのように人気美容師になるにはどのような要素が必要ですか?
1、目標に向かってコツコツ真面目に努力する事。SNSの発信はまさにコレ!
2、人に合わせる事が善ではない。他人と比べず自分は自分の道をいく。
3、万人にウケなくて良い。100人のうち2人が熱狂する事に取り組む。
将来の夢は何ですか?
美容師は給料が安いと言いますが、決してそんな事はありません。REDEALでは22歳でも月給150万円を手にするスタッフもいます。僕たちは美容師は若くても豊かになれる事を証明したと思います。僕は個人の成功よりもREDEALを永く続く価値あるサロンに育てていきたいと思います。
中高校生の読者の方にエールをお願いします!
平均点を取る事をしないで欲しいです。世の中は相対評価です。美容師は特に誰かと比較されます。オール3よりも1や2があっても何かが5である方が強く生きられます。「記憶に残る幕内弁当はない」といいますが、何かこれだけは負けない、という強みを作って記憶に残る人になって欲しいです。また人間関係で悩む子が多いですが「嫌われたっていい」という価値観を持ってください。なぜならあなたを苦しめる人は10年後も近くにいるとは限らないから。他人に左右されない人生を送りましょう。
サロン情報
REDEAL(レディアル)
東京都渋谷区宇田川町3-10
いちごフェスタ渋谷3階
03-6416-9152
【ホームページ】https://www.redeal-hair.jp/
【中村さんInstagram】https://www.instagram.com/hanpen_redeal_0815/
【中村さんTikTok】https://www.tiktok.com/@hanpenredeal0815