理容師・美容師の仕事を見れば、必ず自分の理想の理美容師になる事が出来ます!

【誰でも5分で分かる】美容師の仕事について教えます!

美容師の仕事(業務)は、主に美容室において、お客さまの髪の毛のカット・カラー・セット・シャンプー・ブロー・パーマなどの施術をし美しく整える事です。

多くの美容室ではあくまでもヘアスタイルに関するサービスを中心に提供していますが、たとえばトータルビューティーで展開しているお店では、ネイル、エステ、まつげエクステ、ヘッドスパといったメニューも用意しています。また日本の伝統的行事である冠婚葬祭において着付け、ヘアメイクを施すのも大切な仕事です。

<サロンワーク>
シャンプー、ブロー、カット、カラ―、パーマなど

<トータルビューティー>
まつ毛エクステ、ネイル、エステ、ヘッドスパなど

<冠婚葬祭>
着付け、ヘアセット、メイク

美容師の仕事の役割と美容師になるために必要なことについて教えていきます。

美容師の役割

美容師の役割は髪の毛を通じてお客様の人生に幸せを与える事です。ヘアスタイルはその人の印象を大きく変え、時には生き方も変えてしまう力があります。お客様の「こうなりたい」というイメージを聞き出し、実際に再現できなくてはなりません。そのため技術はもちろんですが、聞く力とセンスが必要です。美容師は自分の腕一本で仕事をする技術者、そしてセンスを生かしてヘアスタイルを作り出すアーティスト、更に人生の伴走者という3つの役割を持っているのです。

美容師は髪を通じてお客様の人生に伴走できる生涯をかける価値あるお仕事です

美容師になるには

資格を取る

美容師になるためには、美容師法に規定された美容師養成施設(厚生労働大臣または、都道府県知事指定の美容専門学校など)を卒業して美容師国家試験に合格し、美容師免許を取得しなければなりません。美容師国家試験は、「筆記試験」と「実技試験」で構成されており、両国家試験 実技・筆記合格美容師の道へ方に合格すると美容師免許を取得する事ができます。試験は毎年2月と8月に行われ、多くの学生は在学中の2月に受験しますが、不合格となった場合は翌年に再度受験します。美容師国家試験の合格率において、2月と8月で差があるのは、2月実施の試験の方が、新卒生の割合が多いためです。

美容師国家試験 受験者数と合格率の推移

※2月実施の美容師国家試験の受験者数は、ここしばらく横ばい傾向にあります。令和2年度2月実施の受験者数は18,017人でした。また2月実施の美容師国家試験合格率は85%前後を推移しています。令和2年度2月の合格率は85.6%となりました。詳しくは公益財団法人理容師美容師試験研修センターのホームページ「過去の試験実施状況」より確認できます。

美容師になるための学校の種類

美容師国家試験の受験資格を得るためには、厚生労働大臣または都道府県知事指定の美容02師養施設(美容学校)を卒業している事が条件となります。定められている学習期間は、昼間課程2年以上、夜間課程2年以上、通信課程3年以上です。美容師になる為に必要な美容師国家試験の受験資格は美容学校の卒業が条件です。多くの美容学校の入学条件は「高等学校卒業以上」とされていますが、中卒者の方でも、下記の表にあるように高等課程のある美容学校や高等専修学校への入学が可能です。また、一般の高等学校で美容科のある学校も最近増えて来ています。社会人の方は、仕事をしながら「通信課程」で学ぶ事ができます。

専門学校昼間課程

通常の全日制の学校と同じ時間帯に授業が行われます。必修や実技の授業以外にも、選択して学べる科目が多様化しています。また、昼間過程の場合は2年以上の就学で国家試験の受験資格が得られます。

専門学校夜間課程

夕方、または夜から授業が始まる課程です。こちらも2年以上の就学期間で国家試験の受験資格が与えられます。昼間に仕事やアルバイトをしていて、夕方からでないと学校に通えない社会人、フリーターなどが多いとされています。

専門学校通信課程

日本理容美容教育センタ―が行う通信レポート提出と、各学校が行うスクーリングという面接授業に出席する課程。こちらは3年以上の就学で国家試験を受験できます。年に数回しか学校に通わないため、昼間や夜間の学校よりも長めの期間が必要ですが学費が圧倒的に安いため、昼間課程で他の学科を学びながら通信も学ぶというWスクールや、美容室で見習いとして働きながら通う人も多いです。

高等専修学校(高等課程)

高等学校卒業と同等資格を取得でき、美容師国家資格の取得も目指せるのがこの課程です。中卒者または高校中退者も入学が可能です。卒業までの期間は2年から3年、昼間もあれば夜間もあります。高等課程の認可を受けている美容学校の場合は、美容師養成施設としての教科のほかに一般の高校生が勉強する教科も学びます。早く美容師として働きたい人に向いているコースです。

※美容学校の学費には、授業料や教材費の他に実習費、施設費、学生諸費なども含まれます。昼間課程の美容科の場合多くは2年間で、200万~280万前後が一般的です。通信課程の場合は3年間で、50万~80万円。多くの学校で奨学金制度もあるので、チェックしてみてください。※詳細情報/財団法人 理容師美容師試験研修センター http://www.sb.rbc.or.jp/index.html

美容師になるための中学卒業後の進路について

※厚生労働省の資料などを元にビューティープロでまとめました。高校から美容学校へ進学し国家試験に合格する人が圧倒的に多く、中卒者が入学できる美容学校も稀にあります。それ以外の道は中学卒業以降の進路選択の多様化、早いうちに技能を身につけていこうとする国の教育政策などの影響もあり近年増加傾向にあります。

美容師のキャリアプラン

「美容師国家試験」に合格して美容師免許を取得してはじめて美容師として就業できるようになります。試験合格はゴールではなく美容師としてのキャリアのスタートです。ヘアサロン勤務はもちろん、ブライダル専門ヘアメイク、ファッション業界やテレビ業界のヘアメイク、独立して自分のサロン開業など活躍の場は様々です。エステサロンやまつげエクステサロンでも美容師免許を活かす事ができます。また、少子高齢化が進み、今後は老人ホームや寝たきりのお年寄りを訪ねてカットを行う美容師の需要が高まりそうです。介護の技能や知識のある理容師・美容師を認定する「福祉理美容師」という資格もあります。また、グローバル社会となった近年では海外で活躍する美容師も増えて来ました。特に日本人美容師の技術力の高さには定評があり今後海外でのニーズが高まる可能性は大いにあります。このようにあらゆるジャンルでの活躍が可能です。近年ではパラレルキャリアといいますが一人で色々な職種を持つ美容師も存在し働き方が多様化しています。美容師になってどのような分野で活躍したいのか考えておくと良いでしょう。

美容師になる事で得られる人生の糧

美容師は自己有用感が得られる代表的な職業です。自己有用感は読んで字のごとく、自分が有用だと思える感情です。自分の存在が周りの人に役立っている、貢献していると認識できているときに、この感覚を覚えます。美容師は家族や友達以外の人から必要とされ、ありがとうという感謝の言葉をいただける職業です。アシスタント時代、くじけそうになった時に救ってくれるのは「ありがとう」というお客様の言葉、自分の好みの髪型にしてくれるだけでなく、心が通じ合っている事は多くの美容師のインタビューで紹介しています。担当した美容師がお店を変わったり、逆にお客様の方が転勤や引越しをされても遠くからはるばる「その美容師さん」を求めて来るお客様が多い事に驚かされます。自己有用感が高ければ、周囲への貢献意欲も高まります。感謝の気持ちも芽生えます。美容師が災害時の被災地にいち早くかけつけボランティアでシャンプーやカットをしたり海外のめぐまれない地域や、老人ホームなどにおいてもボランティアカットをしたりする事は感謝の気持ちを持つ人が多いからだと感じます。人のお役に立つ仕事につきたいという希望からいくつかの職種をリストアップし美容師を選択する人も多いです。美容師は心を豊かにしてくれる職業、社会貢献できる職業という事も覚えていただきたいと思います。

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