栃木県足利市にある足利デザイン・ビューティ専門学校、就職担当の小林先生のお話を伺いました。
御校の教育方針についてお聞かせください。
「高い技術と豊かな心」という教育方針を柱に「美容師を目指して良かった」と思い、長く活躍していただけるような環境作りに取り組んでいます。掃除、挨拶などの基本的に大切な事もしっかり指導し美容業界に必要とされ貢献できる人材育成に取り組んでいます。
就職活動の流れについて教えてください。
1年生に入学すると2年生と一緒に就職ガイダンスに参加します。まだ入学したばかりですが就職活動に対する意識づけは早い方が良いと考えています。そして11月くらいからは履歴書の書き方や、福利厚生など就職活動に必要な知識について指導します。サロン選びのやり方についても具体的に指導します。そして2年生になったらすぐに行動できるようにします。
美容学生さんはどのようなサロンを選ぶ傾向がありますか?
毎年アンケートを取るのですが、一番多いのは幅広い年齢層のお客様がご来店されて、カット、カラー、パーマだけではなく、マツエクや着付け、ヘアメイクなど幅広い技術が習得できるサロンです。全体の8割から9割がそのようなサロンを希望しています。少数派としては、レディース専門店やメンズ専門店を希望する学生もいます。近年、サロンはトータルビューティーの方向か、専門的な方向に2極化していますが、学生たちの希望もどちらかになって来ていると思います。
またエリアに関しては、東京方面(神奈川・千葉・埼玉含む)か地元の栃木、群馬のどちらかで希望しています。コロナ前は東京方面を希望する学生が半分位いましたがコロナで地元指向が強くなりました。しかし、コロナが落ち着いて来たらまた東京方面が増えるのではないかと予測しています。
具体的にサロンを選ぶ際に何をポイントにしていますか?
今の学生は子供の頃からネット社会で生活しているので、知識は大人以上に持っている事も多いです。そのため、やりたい事が明確で目的意識を持つ学生も多いと思います。具体的にサロンを選ぶ際にはやりたい事ができるのかがまず1番のポイントになっています。あとは雰囲気、人間関係が良いサロンを選んでいます。本校ではガイダンスが何回かありますので、その時に出会ったサロンご担当者様のお人柄や説明を聞いた内容でサロン見学へ伺う場合も多いです。
美容業界に望む事はありますか?
働く環境としては本当に良くなったと思います。今後は美容師の地位向上のためにも価値の高いサービスを提供する業界になっていくよう希望しています。
美容学校先生インタビュー
小林幹彦 先生 kobayashi mikihiko
足利デザイン・ビューティ専門学校
https://www.acd.ac.jp/
〒326-0822 栃木県足利市田中町914